【2025 腐草為蛍】
くされたるくさほたるとなる
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アシタハココカラ
2025.6.12 second
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【ヨルとイオ】
pieces of the puzzle
「その爆音、爆揺れの話さ」
とヨルは、先日の代々木体育館でのライブの公演時間に、会場外で待機していたときにイオが感じたことを話し終わると、 「街の迷惑にはなってないの?イオさんは地元の人だし、返事が超怖いんだけど、でも、聞いた方がいいと思うから聞く」 と、割と真面目な顔でそう言いました。 「んー、あのさ」 とイオは、明後日の方を見ながら、答えました。 「あの、長野の有名なお寺にさ、善光寺さんっていう、表参道と青山の交差点の近くにも支店、じゃない、支社?があるお寺があるんだけどね。そこって、お堂の奥にいる仏さまの下に潜れる、有料の場所があってね」 「仏さまの下?それ大丈夫なの?」 ヨルはちょっと笑って言いました。 「うん、それ観光じゃなくて、なんか多分すごく古くて、『胎内めぐり』とかって言うんだけど」 「うん」 「えらい急な階段を下がると、まっっっくらなの」 「ん?」 「真っ暗なの、すごく」 「すごく」 「うん」 「あんな真っ暗、きっと今時、ほとんど体験できないと思う」 「うん、本当に真っ暗にするのって、スタジオでも果てしなく難しいんだよ?」 「自分の手すらも、見えないの!」 「怖くないの?」 「はじめは進むのが怖いと思ったんだけど、中でね、触らなくてはいけないというか、触った方がいいものがあって、壁に」 「うん」 「だから、それに向けて、壁を頼りに進むのね」 「前後には、他の人がいるの?混んでるの?」 「ううん、私が行ったときは、前の方に誰かいるなって、話し声が遠くでしたくらい?」 「うん」 「でね、でもね、進むうちに、なんかあったかくなってきて」 「温度が?」 「うーん、違うと思う。なんか安心してきたっていうか」 「真っ暗なのに?」 「真っ暗だからじゃないかな?『胎内めぐり』って、お母さんのお腹の中って意味だからさ」 「あー、赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で、真っ暗なんだね」 「うん。その真っ暗さを思い出すのかね」 「自分が、お母さんのお腹の中にいたときの?」 ヨルがそれを言いながらいきなり泣き出したのを、イオはびっくりしてそのままにしていましたが、ヨルは、しばらくして、 「この理由、後から話すから、続きを話して?」 と言いました。 「うん、分かった。それでね、なんでこの話をしたかっていうと」 「うん」 「代々木体育館のヨルのライブのときさ、外にいて、敷地から近くの横断歩道まで、爆音爆揺れしてたわけだけど」 「うん」 「私には、歌声とか楽器よりも、打音?すごい揺れを伴うドン、ドンってやつがいちばん体感として印象的で」 「うん」 「それがね、赤ちゃんが聞いてる心音に近い気がしたっていうか」 「え?」 「んー、あの音の大きさってか揺れってか、そういうのがね、私が赤ちゃんで、あの音が心音くらいの、なんかそのくらいの」 「中にいても、足元から身体中、振動してるし鳴ってるけど、そうか」 「あんなすごいの、そうそう体感できないってかね、私、それほどのライブ、行ったことなくて」 「そうなの?」 「音楽は、家とか歩いてるときに聴くタイプです。よほどアーティストに会いたいとか、お金で?参加人数で?御礼言いたいんじゃなければ行かない」 「そっか。で、あの爆音爆揺れに驚いたと」 「そうそう!」 「僕たちは正直、日常茶飯事だから、もう不思議に思わないけど、そっかー」 「なんかね、そうだな、私じゃないなら、あの土地が聞いてるっていうの?原宿あたりって、若い人がともかくたくさんいるしやってくるし、そういう新しいエネルギーがね、あそこはとてつもないレベルで集まっていたんだなって」 「なるほど、あのさ、赤ちゃんにとってさ」 と言ってまたヨルが泣き出してしまったので、 「もうやめよ?」 とイオが言うと、ヨルが 「いいの、これ大事なの。話す」 と言うので、 「じゃあ、きっと泣きたいときだから、話しながら泣いてていいから」 「うん」 「赤ちゃんにとって?」 「うん、赤ちゃんにとって、お母さんの心音って、無事に生まれてきてねっていう応援の音に感じるんじゃないかなと思うんだ」 「へぇー、そっか!そうかもね!心音は、お母さんから赤ちゃんへの応援の音かー。」 「淡々と、トントンってさ」 「うんうん」 「だから、あの土地を、僕たちの爆音爆揺れで、応援してたのかも?って思った、って言いたかった、泣き出してごめん」 「ううん」 「土地ってね、存在がでかいから、土地にとっての心音は、本当にあのくらいかもしれないよね!」 「ヨル、地盤の心配してたんでしょう?」 「うん」 とヨルは、そこでようやく笑いました。 「私もそれ、全く心配しないわけじゃないけど、あのライブのときの、しかも体育館の外でも聞いたあの振動の不思議さをさ、言いたいと思ったら、こうなった」 イオも、そこで笑いながら言いました。そのくらい地元の人間にとっても、不思議な、ある種、異常な体験だったのです。そしてふと思いついて、 「あの近くにある明治神宮って、明治天皇を祀ってるから、実際はすごく新しい神社なんだよね」 と言いました。 「明治天皇?んーと、今のが、って今の人は天皇じゃないんだっけ、前の人が昭和天皇?その前が?」 「大正天皇、短命だったけど」 「その前が、その明治天皇だっけ」 「そうそう!うちのおばあちゃん、明治の終わり頃生まれ」 「じゃほんとに新しいね。じゃあ、よくさ、神社になったね?」 「うんうん。私もよくそう思ってた」 「じゃ、育てなきゃいけないんだ!」 「ん?」 「神社の土地」 「育つの?」 「違うの?」 「んー、ヨルがそう言うなら、そうかな?」 とイオは笑いました。 「なんか、ヨルは、そういう人だから」 「なに」 「え?なんか」 「だからさ、その神社も若いからさ、若い人が育てた方がいいんだよきっと!だからあんなに若い人が集まるんだね。なんだ、やっと分かった」 ヨルは一人で納得するようないい顔で、にこっとしました。 「んじゃ、ご質問のお答えにはなりましたでしょうか」 とイオは、うやうやしく聞きました。 「もちろん!すごく面白い答えだった!だから、裏原宿のファッションみたいなのも育つんだね」 「あー、きっとそうね。ヨルはそういうの好きなんだよね」 「うん」 ヨルはそこで、少し考えるようにしながら、 「さっきの、泣いたのね」 と言いました。 「無理しなくていいよ?」 とイオは言いましたが、 「ううん、いいの。心音のことを、僕に初めて面と向かって話してくれたイオさんだから、大丈夫」 「そう」 「僕ね」 「うん」 「捨て子なの」 イオは、それを聞いて、しばらく何も言えませんでした。 「その、まさに、神社に捨てられてたんだ」 ヨルは、続けて言いました。 「だからね、神社のこと、かどうかは分からないけど、神社の土地やそこに生えてる樹のことは、少し分かる。そこしかお母さんじゃなかったからっていうか」 イオは、どう、どの言葉で、どんな言い方で答えたらいいのか、見つけられずに少し黙っていました。早く答えないと気まずくなるのに。するとヨルが、 「なんか、気を遣わせてごめん」 と絶妙なタイミングで言ってきました。 「あーもう、それを言わせないために今、すごく頑張ってたのに!」 「あ?そうなの?ごめん」 「謝んないで!!」 「またイオさんは、違うとこに怒ってる」 ヨルは、可笑しそうにして、 「これ、前にイオさんと共有した7歳のときに次ぐ、僕の秘密」 と言いました。 「イオさんもやられたやつね」 「あれ、マネージャーになったばかりのときだよね」 「その日だよ」 「そうだっけ」 イオは、最近忙しくて、過去を思い出す暇もないなと思いながら、デスクの上にあった、自分が用意してきたスープを、 「今日は私ももらっちゃお」 と言って、カボチャをとって飲みはじめました。 「僕も」 とヨルも、トマトをとって飲みはじめました。 「ともかくさ、はじめっからろくな人生じゃないんだ」 とヨルは、ずずっとストローをすすりながら、でもふざけた感じでも投げやりな感じでもなく、静かに言いました。 「そう?神社の土地のことが分かるとか、私はうらやましいけどな」 「そう?」 「この明治神宮の話とかさ、街のエネルギーの話とかさ、言葉にはしたことがなくて。なんか、人間の言葉で言っちゃいけないことのような気がして。だから、ヨルが最初に聞いてくれた人。そういうのが分かる人だからだね、きっと」 「そっか、なんか、自分から質問しといて、途中から変な方に行っちゃったから、心配してた」 「ううん、ありがとう」 「そっか、あ、じゃあマネージャーポイント、1000点アップね!」 とヨルは笑いました。 「ありがとうはそういう意味じゃないよ!!」 「あーまた怒っちゃう。イオさん面白い」 「もう」 「地域の人に迷惑だったらって、本気で思ったこと何度もあってさ」 「そっか。そう思う人も、いるだろうしね」 「うん。でも、何かやって全部が全員に賛成されるなんてこと、ないからさ。なんか、たまに殺意さえ感じる、この僕らに対する否定的な何かが、くつがえるようなことがないかなーって思ってたから、今日の話は、ほんとにありがとう。マネージャーとしてじゃなくて」 「あら」 「イオさん、地元の人でもあるんだから」 「そっか」 そこでしばらく沈黙が続いて、イオがふと時計を見ると、だいぶ時間が遅くなっていたので、警備員さんのいつ何があっても何もなくても、変わらずに怖い顔を思い浮かべつつ、 「帰ろ?」 と言いました。 「おつかれっしたー」 とヨルも景気よく言いました。 |
2025.6.12
だいぶ久々にかぐや姫とお話しした結果です。
彼女がレムリア時代の地球から月に離脱したとき、
竹という植物の話、彼女が人生を接ぎ木した世界歴代の女王たちの話。
彼女がレムリア時代の地球から月に離脱したとき、
竹という植物の話、彼女が人生を接ぎ木した世界歴代の女王たちの話。
6/11の満月ストロベリームーン。
すごい感じで写ってくれたので、
一緒に載って。
*
nobodyのお願いを受けてnobodyとのことを
ルノルマンのグランタブローで占ってみたよ。
下に音声で結果を解説しています。
このあと分かったことには、去年、
3次元ではもう私に今の自分の顔を見てほしくないと
思うようなことがあったらしいけれども、
2020年から20年ぶりに5/6次元で連絡をとりはじめ、
あなたを過去生/過去から追いかけてきて、
たくさんたくさん話して、
2か月前に今頃ようやく誰だか分かった、
何週遅れたか分からないカメさんの私は、
まぁ淡々とこんな感じでゆくよ。
マットとカードはYouTubeのカードリーディングの
チャンネルをお持ちのmomongaさん製作。